やる気が出ないあなたへ

「最近、なんだかやる気がでないな、前みたいな情熱が湧いてこないなあ・・・」

ある時期のボクは、事あるごとに、そんなことを思っていました。
「何が何でも」、久しくそんな気持ちを持てずにいました。

あなたはどうでしょう?こんな気持になったことありますか。
ひょっとして、今そう思ってるかもしれませんね。

遠い昔、あの頃のボクの情熱の源は向上心でした。
自分を高めたい、他人を打ち負かしたい、そんな思いが人一倍強かったのです。
当時のボクを振り返ると、ボクの意識が向いていたのは、いつも「自分」でした。
人を見下したいから、仕事では目標達成にこだわりました。
人に自慢したいから、狙った人は何が何でも手に入れたいと思いました。

今のボクしか知らない人は、当時のボクの姿など思いもしないでしょう。

結果、仕事で評価され、お金も稼げましたから、狙った人もたいてい手に入りました(ゴメンなさい、決して自慢しようとしているのではありません、もう少し我慢して聞いてください)。
人より良いものを持ち、人よりいい暮らしをする。
お金と地位があれば、自由になれる。
その頃の自分の尺度は「他人と比べてどうなのか」でした。

でも、実は心の奥にはそれをながめる醒めたもう一人の自分がいたんです。
「今、楽しい?」
もう一人の自分は、いつもそう問いかけてきました。
でも、ボクはその問いを無視し続けました。

当時のボクは、世間体にこだわるあまり、本当の自分に蓋をしていたのです。
その時欲しいものは他人に自慢できるものであり、それを手に入れるためにいつわりの自分を演じていました。

でも、そうして自分で自分をとことん追い込んだ結果、体を壊しました。

その頃の事は今でも鮮明に覚えています。

それは突然おとずれました。
ある夜、仕事で車を運転していたボクは、急に言いようのない不安感に襲われました。
しばらくすると、今度は心臓がバクバクしはじめました。
同時に、今まで経験したことのない、異常な感覚に襲われます。
「えっ?なに?なにこれ?うわっ、頭がおかしくなってしまう・・・」
自分で自分の意識がコントロールできない、そんな状態です。
本当に恐怖です。
瞬時にボクは「これはヤバい」と感じ、近くの交番に駆け込んで、おまわりさんに「助けてください」と叫んでいました。

その夜、ボクは生まれて初めて救急車で病院に搬送されました。
搬送先の病院で測った時の心拍数は、1分間に120回。
あなたも自分で脈をとってもらうとわかると思いますが、これは尋常な数値ではありません。
スグにホルター心電図という検査が行われました。
ホルター心電図とは、心疾患の有無を調べるため、特殊な装置を身体につけて、24Hの心電図を記録する検査です。

結果、心疾患は見つからず、自律神経の乱れによる症状だろうと言われました。
俗に言う、自律神経失調症です。
おそらく、今なら「パニック障害」と診断されるものでしょう。
実は、この自律神経失調症というのは非常にそ厄介な症状でして、その症状を起こしている原因が医学では解明されていません。
医学で解明されていないということは、治療方法が分からないということです。
ですから、症状に対する薬、精神安定剤や血圧降下剤くらいしか処方してもらえませんでした。

この日から、ボクと自律神経失調症との戦いが始まることになります(ここから先の事は、長くなりますので、また別の機会にお話ししようと思います)。

現実逃避の行き着く先」でも書きましたが、本当の自分の心に蓋をして理想を追い求めると、いずれとんでもないしっぺ返しが来るものです。
何かを求めるということは、ある意味その理想に捕らわれているということ。
心を捕らわれると自分を見失います。

もし、あなたが今、何らかの自己矛盾を感じているけどそれを無視していると感じているならば、昔のボクが犯した過ちと同じ状況にあるかもしれません。
自己矛盾を抱えるということは、自分を取り巻く集団や、世間一般が理想とするものと本当の自分の思いとの間にギャップが生じているということです。

少し立ち止まって、自分を振り返ってみてはいかがでしょうか。

その後、ボクは数年かけて不快な症状をなんとか克服しましたが、まだこの段階では「自分は弱いんだな」くらいにしか思っていませんでした。
だから、その後何度もつらい経験を繰り返します。

そうして、かなりの紆余曲折を経て、今から10年くらい前でしょうか、なにげなく、今まで自分が経験してきた辛かったことをネットで検索してみました。

辛い経験をしてるのは自分だけではありませんでした。

ボクは、「沢山の人が悩んだり困ったりしているならば、それを解消できれば多くの人が喜んでくれる、自分は何ができるだろう」そう思いました。
こうして使命感が芽生えたのです。

使命感が芽生ばえたことで、自然に情熱が湧き上がってきました。
このようにして持ち得た”情熱”は、おそらく病気とは無縁のものになるだろう、そう思いました。

その時、ボクの意識は「他者」へ、尺度は「自分」に変わっていました。

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