ひとりが好きな人は「いい人」?

最近、高校の同窓会に行きました。

当時の友人はあまり来ていませんでしたが、それでも懐かしい顔が数人見つかって、あの頃の話題で盛り上がりました。
あの頃の話の内容は、ほとんどくだらないものでしたが、あいつは今何してるとか、その場にいない人の情報も入ってきて、「みんないろんな道を歩んでるんだな」と感慨深いものがありました。

そんな中、友人A君との話の流れで、今回参加していなかったS君の話題になりました。
ボクが「そういえばS君、今どうしてんだろうね」とA君に問いかけると、「ああ、M君からちょくちょく聞くけど、結構活躍してるみたいだよ」とその活躍ぶりをいろいろ話してくれました。

「へー、そうなんだ、すごいね。M君はS君と仲良かったからなあ、今でも交流あるんだ」とボク。
「そうみたい。オレはS君のことはあまり好きじゃなかったから卒業したらそれっきりだけど。電話かかってきても無視してた」とA君。
「あれ、よくつるんでたじゃん、S君とも。嫌いだったの?」
「あいつ、教科書持ってこずによくオレに借りにきてただろ、あれ、ホント嫌だったんだよね。正直むかついてた」
「ニコニコしながら貸してたじゃん」
「ただ断りきれなかっただけ、愛想笑いしてただけ。だってそうでしょ、オレが重たい思いして真面目に持ってきてるものをなんでアイツに貸さなきゃいけないわけ?」
「まあ、そうだわな」

今回ボクが話したA君は、「いい人」で、S君は「要領がいい人」でした。
ボクはA君の気持ち、すごくわかりました。
自分も決して要領が良い方ではないからです。

周りから「いい人」と思われている人は、人と関わる時に相手の気持ちを考えすぎて、ついつい自分の気持を後回しにしてしまうんでしょう。
「いい人」ではない人はそのことに気づかず、自分の要求をほぼ聞いてくれる「いい人」が大好きになると思いますが、「いい人」は自分の心が絶えきれなくなった時、今回のA君のように急に去ってしまう。
おそらく、なぜ去っていったのかまったくわからないのではないでしょうか。
「いい人」は誰と接してもこのような状態になってしまうため、それならば自分の気持ちに素直でいれる「ひとり」が好きになるというパターン、結構ありそうです。

今回再会したA君は、高校卒業後、年を追うごとに人付き合いが億劫になり、「もううんざり」と実家に引きこもっていた時期もあったそうです。
「今日もたまたまM君が誘ってくれたから来たけど。S君は来ないってことだったし」とA君、今は、実家の親が残してくれた不動産の賃貸収入と、これも親から受け継いだ”コンビニのようなお店”の店番をして生計を立てているんだとか。
お店には、日に数人しかお客さんが来ないそうですが、「店はメインじゃないし、ひとりが好きだから」ちょうど良いそうです。

ここで、ちょっとお節介かもしれませんが、自活について考えてみました。
A君のように、親から何か受け継いで生活できればまだ良いと思いますが、そうしたものがない人は自分でなんとかしなければなりません。
自立して生計を立てようとした場合、否が応でも人と接することになります。
まっとうにお金を稼ごうと思えば、人は他人の問題を解決しなければなりませんから。

どうしたら良いのでしょうか。

ボクもA君のように極端ではありませんでしたが、過去を振り返ると、やはり自分の気持を後回しにすることも多々ありました。

でも、やっぱり自分の「気持ち」は伝えたほうが良い。
自分を抑えても、いずれどこかで「ポキッ」と折れてしまうんですから。
相手の話をちゃんと聞いて気持ちにも配慮した上で対立や摩擦が起きたとしたら、それはそれで仕方ありません。
どうしても嫌なら関係を切ってしまえば良いと思います。
相手だって、どうして自分の前から去っていったのかが分かるので、こっちの方が親切です。

もう一つ、伝え方について。
これには、論理力が欠かせないと思っています。
なぜそう感じているのか相手に理解してもらおうとすると、どうしても必要です。
「正しい」か「正しくないか」を主張するのではなくて、「なぜそう感じているのか」を相手にわかってもらうために用いるのです。
無理なら、そういうのが得意な人を味方につける。

こうした対処ができれば、大勢の中にいても比較的自由に生きていけると思いますが、どうでしょう。

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