龍潭寺と井伊谷城跡で、戦国時代に思いを馳せてみました



静岡県浜松市北区にある臨済宗のお寺、龍潭寺(りょうたんじ)。
現在放映中のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」に登場する主人公、井伊直虎ゆかりのお寺です。

近くの「大河ドラマ館」とセットで、バスツアーのコースに組み込まれているようで、ボクが着いた午前10時前には団体さんが続々到着していました。
大河ドラマの舞台ともなると、一躍人気スポットになりますね。

最寄り駅になる気賀駅付近では、4月1日から2日にかけて行われる伝統行事の「浜松市姫様道中」や都田川堤防沿いに1kmにわたって咲くソメイヨシノが見どころだそうです。

その頃からゴールデンウィークにかけては、おそろしいくらい人が訪れそうな予感がします。

ところで、ボクがこのお寺をおとずれたのは、本当に偶然でした。
仕事でほぼ急に出張が決まり、その行き先が浜松市北部。

ボクは、その時はじめてそこが大河ドラマの舞台になっている場所であると知りました。
ボクは、普段大河ドラマを見ません。
ただ、今回は仕事で行く先に関することなので、前もって少し知っておこうと思い、ドラマの主人公をウィキペディアNHKオンライン、本や雑誌などで調べてみました。

そこで、おそらく初めて、絶えず存亡の危機にさらされていた井伊家のことや、井伊直虎とその養子の井伊直政の生涯に触れました。
“おそらく初めて”としたのは、ひょっとしたら、昔、歴史で習ったかもしれないから。
そして、その人物たちゆかりのお寺を訪れてみたくなって立ち寄った、というのが今回の経緯です。

境内は団体さんで賑わっていましたので、ひとり、ゆっくり佇むことはできませんでしたが、このお寺から少し登ったところにある「井伊谷城跡」は誰もいなくて、眼下の景色をながめながら、昔この地で生きた人たちのことに思いを馳せました。

戦国時代にあっても戦いを避け、難しい選択をせまられても白か黒かの二択ではなく、グレーという第三の道を選ぶなど、冷静な判断力をもって「井伊家の存続」という大義に取り組んだといわれている直虎。
そして、その精神を引き継いで徳川四天王の一人として活躍した直政。

明日をもしれない不安定な時代において自らの存在意義を考えるならば、自分のことだけではなく、自分の前や後に続く命のことまで範囲をひろげざるを得ないと思います。
彼女(彼)らにとって「井伊家」というコミュニティは、自分たちの理想をめざし、命がけで守るべき”絶対的な居場所”だったのでしょう。
自分たちの目的も役割も、いまよりずっとシンプルに捉えることができたのではないでしょうか。

しばらくして、現実に戻ったボク。
なにも戦国時代でなくても、いつどうなるかわからない世の中に生きていることにかわりはありません。
自分をとりまくコミュニティを振り返って、そこにどう貢献していくか今いちど考えてみよう、そう思わせられたひと時でした。

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